2015年11月28日土曜日
「お話から生まれた音楽会」開催しました!
今年最後となるママート in Kagoshimaは、
吉野にある「しょうぶ学園」のオムニホールで開催しました。
しょうぶ学園で育てた野菜や工芸品を販売する月一マルシェも開催中!
今回はママート初の音楽とのコラボレーションです!
題して「お話から生まれた音楽会」。
講師は絵本カフェ・アルモニの吉田美佐子さんと
ヴァイオリニストの田中愛さん。
絵本と音楽のスペシャリストお二人に登場していただきました。
まずは吉田さんによる、ロシアの昔話「バーバー・ヤガー」から
生まれた音楽の聴き比べ。
昔話は文学ではなく、もともと語って聞かせるものなので
文字の読めない子にはおすすめなのだそう。
そして「べんとうべんたろう」(中川ひろたか作・酒井絹恵・絵)の
読み聞かせにあわせて、田中愛子さんが場面場面にあわせて
ヴァイオリンを奏でます。
この「べんとうべんたろう」、つまりベートーベン風の主人公が、
「エリーゼのため」に弁当をつくるというお話で、まずはお米が採れるのは
「田園」、卵焼きの卵を探しに「白鳥の湖」へ、ショパンのパン屋、
チャイコフスキーのお茶屋、とクラシックの名曲や作曲家が随所に登場する
おもしろ音楽絵本なのです。
どこかで聞いたことのある曲がお話にあわせて演奏されるので、
大人も子どもも夢中になって聞いていましたよ。
生のヴァイオリンの音の迫力のあること!
最後は田中愛さんによる、物語をもとに作られた曲の解説です。
ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」は
千夜一夜物語(アラビアンナイト)を元に作られたそうで、
物語のイメージにあわせて、音楽や楽器がどのように効果的に
表現されているか、わかりやすく教えてもらいました。
音の中に、物語の場面が見えてくるようです。
子どもが小さい時には、なかなか生の音楽に触れる機会は
多くはないと思いますが、子どもにこそ本物に触れる体験をしてもらいたいですし、
育児中のママパパたちにとっても、芸術への興味の幅が広がる機会になればと
思います。
以上を持ちまして、5回連続講座「ママとこどものアートじかん in Kagoshima」が
すべて終了しました。
開催に当たり、ご協力いただきました皆さま、ご支援賜りました皆さま、
参加してくださった皆さま、誠にありがとうございました。
次回開催まで、楽しみにお待ちください。
皆さまからいただきましたご意見を参考に、様々な企画を練っていきたいと思います!
2015年10月21日水曜日
親子で美術館デビューツアー in 鹿児島市立美術館
かつて美術館で働いていた頃、
美術館が市民の皆さんにとって気軽に足を運んでもらえる場所にどうやったらなるのか、いつも考えていました。
欧米の美術館のように、赤ちゃんも高齢者も、障がいを持つ方も、それぞれがそれぞれの過ごし方ができる場所として。
そして子どもを産んで初めて、美術館が子連れで行きにくい場所(ほぼNo.1?)だということを思い知らされましたました。
最近は授乳室もあり、無料のベビーカーなども設置している美術館が増えていますが、残念ながらそのことを知っているファミリーはそう多くはありません。
今日の美術館デビューツアーでも、「子どもを産んでから足が遠のいていた」といわれる方がいらっしゃいました。
そんなママたちに、そして子どもたちに新たなワクワクする居場所としての美術館を紹介するためのツアーを、鹿児島市立美術館の協力を得て開催しました。
一番下は5か月から、上は5歳までの子ども9人と11人のママたちが参加してくれました。
まずは「美術鑑賞」について。
何か「たった一つの答え」を見つけようとするのではなく、自分自身の感じ方、見方、
作品との対話を大切にすることを提案しました。
続いて、美術作品との出会いが子どもにとって、子育て中のママにとってどういった作用があるのか、親子鑑賞をおススメする理由などの話も。
次は館内ツアーです。
その存在は知っていても、なかなか入る機会が少ないアートライブラリーの利用方法(絵本コーナーもあるんですよ)、そして授乳室も実際にのぞいてみました。
授乳室には椅子が4脚とおむつ替え台、ベビーベッドがありましたよ。
中から鍵もできますし、おむつ替えは男性も利用できます。
展示室に入る前に、学芸係長の松下さんからコレクションについてご説明いただきました。
美術館にとって、コレクションはその核となり、個性となるもの。人で言えば、「性格」ってところでしょうか。
鹿児島市立美術館は、西洋近代美術の優れたコレクションがあり(モネ、セザンヌ、マチス、ピカソ、ルオーなどなど!)、鹿児島ゆかりの作家の作品も大変充実しています。
それではいざ、展示室へ!
皆さんちょっぴり緊張していらっしゃるかもしれませんので、
まずは直観で好きな作品を選んでもらいました。
ママたちには色が鮮やかなマチスの「サーカス」 が一番人気、
子ども部屋に飾りたいという方も。
ちなみに松下学芸員はマリノ・マリーニの彫刻を玄関用に選ばれていました(笑)。
そのあと、実際に色や形に注目しながら、ママたちが子どものナビゲーターとなって
一緒に見ていく方法を実践して、今日のイベントはおしまいです。
今回、新たな試みとしてコレクション展の「年間パスポート」をみなさんにプレゼントしました。
パスがあれば気軽に美術館に寄れますし、何度でも親子で作品に向かい合ってもらい、そのうちお気に入りの「わたしの作品」を見つけてもらえたら嬉しいです。
なんとこの子たちは、もしかしたら美術鑑賞歴80年、90年になるかも!
本物に出会う体験をこれからも続けてもらいたいです。
アンケートの感想に、
「子どもへの声かけや楽しみ方の勉強になりました。それ以上に、自分が楽しめました。」
とありました。
これこそ、私たちが狙いとしているものです。
まず、子育て中のママに楽しんでもらいたい。
最後に。
美術館は生き物だと思っています。
子連れ利用が増えれば、それに対応するべく美術館側も変わっていくからです。
時代に即して変化し続ける美術館。
この子たちが大きくなった頃には、もっともっと誰もが自分なりの楽しみ方や過ごし方ができる美術館になっていることと思います。
そのためにも、子連れでどんどん美術館を利用しませんか?
美術館は待っていますよ。
追記
鹿児島市立美術館の方から、なんとミルク用のポットをご用意していただきました。
ありがとうございました!
2015年9月12日土曜日
「スマホでもっと本格写真!」開催しました
ママとこどものアートじかん in Kagoshima3回目は、
「スマホでもっと本格写真!」と題して、手軽にプロのような
写真を撮る方法を伝授してもらう講座でした。
会場は絵本や素敵な輸入おもちゃがあふれる
絵本cafeアルモニさん。
ゆったりとした時間が流れる空間です。
今回の講師は、鹿児島で写真や映像の広告や記念写真撮影などのお仕事をされている
シティライツカンパニーの松下瑞樹さん。
。
はじめに、何かテーマを持って撮影することで、
いつもと視点がかわることを教わりました。
それは例えば、何か一つの紙に写真を何枚もコラージュしたり、
パソコンで編集してプリントアウトしたものをホッチキスでとめ
冊子にしたり、さらには言葉を添えたり・・・
こちらは松下さんのzine『言葉にならない感動』 より。
自分が編集長になったつもりで、最終的にまとめてみることを
想定して、子どもの写真を撮っていきました。
ストーリーを考えて撮るのも面白いですね!
続いてモデルを使って、光の加減や、構図を考えていきます。
ずっと寄ってアップにしてみたり、普段とらない表情を捉えたりしてみます。
なかなか難しい写真の理論を、ごく易しい言葉に置き換えて分かりやすく
説明していただきました。
(動き回る子どもを撮影する方法、
運動会シーズンは使えますねっ!)
次にママたちが自分の子どもをモデルに
撮影してきます。
アシスタントの福永さんもアドバイスしてくださいました。
写真のお悩みにも気軽に答えてくださる松下さん。
最後は松下さんに親子写真を撮っていただきました。
どれも自然な笑顔を捉えた、素敵な写真ばかり!
(すみません、プリントアウトした写真を撮影し忘れました。ガーン)
気軽にスマホで撮ることができるぶん、
写真だけたまっていって、なかなかプリントアウトする機会が
ないですよね。
何かテーマを決めて、自分だけの写真集を作っていくのもいいですね。
次回は「親子で美術館デビューツアー」です(10月21日@鹿児島市立美術館)。
出産後、なかなか子連れで美術館へ行きにくくなってしまったわと思われる方、
またこの機会に子どもとアートを楽しみたいという方、お気軽にご参加ください!
美術や美術館を身近に感じてもらうこの企画、その後もリピートしていただきたいので
1年間の常設展パス付です。
アート鑑賞は、一生涯楽しめるものですよ。
パパもご一緒にどうぞ~!
2015年7月14日火曜日
「うまく描かない絵の教室」開催しました
今日は「&Premium」「an-an」「GINZA」などの雑誌や
広告、テキスタイル等を手掛けるイラストレーターの
江夏潤一さんによる講座でした。
その名も、
「うまく描かない絵の教室」。
きっちりうまく描くことを目的とせず、逆にうまく描かない線が
味があって面白いので、それをいかそうという試みです。
(「理想は電話しながらなんとなく落書きするあのイメージ」らしいです)
1×1.5mのレジャーシートにマジックで描いていきます!
こちらは江夏さんによる即席ポスター
講師の江夏潤一さん(鹿児島市在住)。
先生の物腰柔らか、親しみやすいソフトな雰囲気で
会場もリラックスムードです。
まずは、大きな紙に大きな絵を描いてみます。
体をほぐし、いい感じの線をかくために、
次々お題がでてきます。
いざ本番。
マジックの色は1色でまとめます。
最後にみんなで記念写真を撮りました。
これを持って、ファミリーでピクニックにぜひ出かけてくださいね。
サプライズで、江夏さん特製直筆レジャーシート入れを
もらいました!
素敵~!
ママたちの感想の中で、
「江夏さんが絵を描くところを間近で見ることができて嬉しかったです!!」
とありました。
主催者としては、ママたちがアーティストと話したり、そのワクワクするような
仕事を見てもらいたいという願いもあります。
日常とはまた違った、特別な時間になればと思います!
こちらはキッズスペース。
サポーターの方々も、ありがとうございました!
広告、テキスタイル等を手掛けるイラストレーターの
江夏潤一さんによる講座でした。
その名も、
「うまく描かない絵の教室」。
きっちりうまく描くことを目的とせず、逆にうまく描かない線が
味があって面白いので、それをいかそうという試みです。
(「理想は電話しながらなんとなく落書きするあのイメージ」らしいです)
1×1.5mのレジャーシートにマジックで描いていきます!
こちらは江夏さんによる即席ポスター
講師の江夏潤一さん(鹿児島市在住)。
先生の物腰柔らか、親しみやすいソフトな雰囲気で
会場もリラックスムードです。
まずは、大きな紙に大きな絵を描いてみます。
体をほぐし、いい感じの線をかくために、
次々お題がでてきます。
マジックの持ち方も、普通ににぎらないのが「うまく描かない」コツ!
子どもたちも挑戦!なかなかの腕前ですよ
最初は江夏さんの画く「鳥」や「木」を描いていた参加者たち。
場所をシャッフルして、
左手で描いて、
それぞれお題を出して書き続けます。
どんぐり、家、猫、かき氷、いもむし・・・
続いて、レジャーシートに描くための下絵書きです。
縦構図、横構図を決め、木や鳥の配置を考えます。
下1/3に空白を作ることが、すっきり見えるコツとのこと。
まずは江夏さんのお手本です。
少々きついですが中腰が基本、握り方はこんな感じで!
ライブペインティング!!いざ本番。
マジックの色は1色でまとめます。
サインをいれて、今日の記念に。
最後にみんなで記念写真を撮りました。
これを持って、ファミリーでピクニックにぜひ出かけてくださいね。
サプライズで、江夏さん特製直筆レジャーシート入れを
もらいました!
素敵~!
ママたちの感想の中で、
「江夏さんが絵を描くところを間近で見ることができて嬉しかったです!!」
とありました。
主催者としては、ママたちがアーティストと話したり、そのワクワクするような
仕事を見てもらいたいという願いもあります。
日常とはまた違った、特別な時間になればと思います!
こちらはキッズスペース。
サポーターの方々も、ありがとうございました!
2015年7月6日月曜日
「デザインをたのしむDIY タイルトレイづくり」を開催しました
今日も朝から本降りでしたが、西別府にある「かごしま文化工芸村」で
今年1回目の講座を開催しました。
講師はインテリアコーディネーターの北明里さんとデザイナーの北一浩さんご夫妻。
大学院で建築学を学ばれていた明里さんは、一浩さんと自宅のDIYを
手掛け、一般的な古い日本家屋をインテリア雑誌に紹介される素敵空間に
変身させてしまう知る人ぞ知るスゴ腕なのです。
まずはご自宅のDIYの実例を写真で紹介してもらい、暮らしを彩る方法をお聞きしました。
実は料理も得な明里さん(天は一体何物与えるのか・・・)。
色彩豊かな盛り付け例など、いろいろ参考になります!
次にタイルトレイのデザインです。
シンプルながらも、お部屋のアクセントにもなるトレイを目指します。
素敵なカラーばかりで、迷いますね。
下図を書き、デザインが決まるとトレイに接着していきます。
ちなみにトレイもお二人のオリジナルDIY!
目地作りに励む一浩さん。
余分な目地を拭いていきます。硬化がはじまるので、
時間との勝負です!
なんとか時間内に完成しました。
それぞれ個性が出て、面白いですね。
キッズスペースで遊ぶ子どもたち。
雨でなければ、お外で遊べたのにね~
「かごしま文化工芸村」に初めて訪れたママたちも多かったよう。
手作り大好きママたちに、気軽に利用できる施設を紹介したかったこともあり、
中心部から少し離れていますが、こちらを今回会場としました。
森の中の素敵な工房で、ママたちのオリジナル作品が仕上がりましたよ。
次回は7月14日、「うまく描かない絵の教室」。
&PremiumやBEAMSなどのイラストを手掛ける江夏潤一さんの講座になります(満席)。
申込みなど詳しくはこちら!
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