2016年12月17日土曜日

「紙版画でつくる自分だけの風呂敷づくり」リポート

延期となっていた紙版画の講座を開催しました!

会場はかごしま県民交流センターの絵画制作室。
大きな窓から光が差し込む、広々とした空間です。

講師は紙版画家でデザイナーでもある
鹿児島在住の中原みおさん。


こちら中原さんの見本の版(くま)と風呂敷。
版となる紙は水彩用を使うのだとか。
版画と手描きを組み合わせて、作っていきますよ~



まずはデザイン。
お手本に、子どものお気に入りの絵本を持ってこられているママも。


 デザインが決まったら、下絵を描いて
切り取っていきます。

絵を描くのと違って、
いくつのパーツに分けていくかが難しいところ。


テントウムシできました!


 こちらは…ライオン?




 版に直接チューブから布用絵の具をだし、
霧吹きで水分を補給しながらローラーで
まんべんなくのばしていきます。






乾かないうちに、布に置くことがきれいに
仕上がるコツなのです。
即決こそすべて!


懐かしの「ばれん」で、かなり圧をかけて

刷っていきます。周りをしっかりと
力をいれて刷るのが成功の鍵。




はい、この通り~
こすれたことろ、重なりの面白さ、
紙版画ならではの味わいですね~




 こちらのママは子どもに見守られながら、
 必死に刷りっています!


さきほどのライオンはこちら~
色のグラデーションもあって、なんとかわいい!

 筆でも描いていきますよ。
にじみむので、なかなか難しい!



こちらも完成!
台に乗った人、何しているやら…
想像が膨らんで、すごく面白い。

 こちら、最後にカタツムリの
渦巻きを手描きして完成!
ぴしゃりときまりました。



参加してくださったママたちの感想はこちら。

「子どもをみてもらえたので、集中してできました。
なかなか集中してできることがないので、すごく楽しかったです」

「もともとアートは好きですが、子育て最優先だとなかなかこのような
時間が持てないので、とてもありがたいです」

「子どもが泣いてしまっても、抱っこしててくださり、集中してできました」


子育て中心の毎日で、文化芸術に触れるチャンスが
限られているママたち。

何かにチャレンジしたり、創作すること、アーティストと触れ合うことで
忘れがちな自分らしさを再確認する機会となればと思います。
それがきっと、明日からの活力となり、子どもにもそれが伝わって
いい循環を生み出すことを願い、活動を続けています。

今年の講座はこれでおしまいです。

ご参加くださったママたち、
ご協力、ご協賛いただいた方々、
本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします!




2016年10月31日月曜日

「アートな書をたのしむ」リポート!

昨日のママートは「アートな書をたのしむ」を
開催しました。

久しぶりの晴天、
紅葉がはじまった「しょうぶ学園」の木々の
美しさといったら。




 こちらは会場のベランダの様子。





さて、本日の講師は
若き書道家の松下美紅さん。




鹿児島が誇るご当地キャラ
「薩摩剣士 隼人」指宿酒造「利右衛門」など
のロゴを手がけられています。





まずはそれぞれ自己紹介から。
小学生の時習っていた方や、
中学校の授業ぶりという方も。






松下さんが
まとめてきて下さった、
アートな書の極意!

これをおさえつつ、
机に向かいます。



描きたい漢字を選び、
形を創作しながら心の赴くままに
筆を運びます。



 こちらは、
お子さんの手形をぺったん!




 力強く、キュートな愛!


こちらは「思」という字を。


出来上がった書を
和紙や包装紙を組み合わせて、
額装していきます。






最終チェック中。笑




OKでました!
完成した作品にご満悦の様子です。笑






真っ白な紙に、漆黒の墨を落とす。


ほどよい緊張感がありつつも、
「アートな書」という、自分の中で
湧きあがった「こうしてみようかなぁ」という
創造性を、そして今の自分の心持を
書き留めてもらえたのではと思います。

 育児中だけど、何かをやってみる、
そんなきっかけの一つになれば幸いです。

次回がなんと最終回
とことん、大人の紙版画やりますよ。






2016年10月20日木曜日

「親子で美術館デビューツアー in 鹿児島市立美術館」リポート



鹿児島市立美術館で「親子で美術館デビューツアー」を実施しました。




5組のママとこどもたちが参加してくださいましたよ。
子どもはなんと5カ月の赤ちゃんから、6歳児まで6人。



まずは、地下1階会議室に集合して
自己紹介など。


「産後、美術館に行く機会がなくなりました」

「美術が好きだから、子どもと一緒に楽しみたい」など、

ママたちの思いも聞きました。





市立の美術館だから、市民の(自分の)美術館であるということ、

美術作品の見方に一つの答えはないこと、

子連れ美術館攻略法や子どもとの鑑賞の方法などを
 紹介後、授乳室の見学を経て、
 2階のくつろぎラウンジへ(勝手に命名)。


「眺めがいいですね」

 「何度も美術館来たけれど、ここに来たのは初めて!」と

言われる方も。

そう、鹿児島市立美術館のくつろぎのラウンジは、
所蔵作品展示場横のこちらなのです!

展示室外なので、もちろん無料。
 (しかもロダンやジャコモ・マンズーの作品を眺めながら♡)



埋もれそうなふかふかの革張りソファに座りながら、
ゲストの林学芸員から、鹿児島市立美術館の
成り立ちやコレクションについてお話を伺いました。



所蔵作品展は、なんと年間6回も展示替えされるそう。








まずは展示室外に展示している(つまりただで見られる!)

フランク・ステラの作品を近づいたり、横から回り込んだり、

引いたりしながら見ていきます。

子どもも大人もおしゃべりしながら。



次にいよいよ展示室へ。
その前に美術館でのお約束も忘れずに。


美術館にはおっかなびっくりする作品もあります。

マックス・エルンストの「博物誌」を、

「こわい!」

「僕はこわくない!」と言いながら、

林学芸員のクイズに必死に答える子どもたち。

一見こわい作品も、ママと一緒なら
なんとか大丈夫。



子どもの成長過程を知り、

何に興味を持っているのか知っている親は

一番の鑑賞パートナーになりえると思います。




そして何より、
子育て中心で自分の事が後回しになりがちな

ママ自身が、鑑賞によって、自分の感情を揺らし、開いていく

絶好の機会となるはずです。






平日の午前中は狙い通り観覧者も少なく、

 「ここは確かに穴場かも!」とママからの感想も。

 なかなかハードルが高い、子連れ美術館鑑賞ですが

それをちょっとでも越えるための、きっかけとなれば幸いです。



次回は10月30日の「書」!
筆を心の赴くままに走らせる心地よさを
ぜひ体験してください!

額に入れれば、立派な作品になりますよ。

ご参加お待ちしております!


美術館の横には持明院さまも♡


2016年9月7日水曜日

暮らしはアートだ!「自分らしさをみつける楽しいコラージュ」開催リポート!

昨日、海外のおもちゃやこだわりの絵本が並ぶ
絵本カフェアルモニさんにて、
前田真理さんを講師に講座を開催しました。

前田さんは、暮らしにまつわる様々な
知恵を学ぶ「暮らし学舎。」主宰、
1級家事セラピスト、
1級整理収納アドバイザーという肩書をお持ちの方。

と聞くと、
「ちゃんと家事をやらねば」と気合が入りますが、
前田さんは母親一人で頑張るというよりも、

家族や仲間、地域とシェアしあうことを勧めています。ほっ。





さらには、
編集ライター、フードコーディネーターという
別の顔もお持ちです。


さて、講座ではまず
参加者同士の自己紹介から。
キーワードが書かれたカードを3枚選び、それをもとに
お話ししていただきます。
初対面でも、ぼんやりとその人のイメージや環境が
わかってきますね。



 いよいよ作業です。
雑誌などから、気に入ったページを
破いていきます。



 いざ、台紙に貼っていくとなると、
位置決めになかなか時間がかかるものです。
2度の延長で20分オーバー(笑)。



こちらが完成作品。
続いて自作のタイトルと他の作品のタイトルを
考え、付箋に書いて貼っていきます。






ここからが、昨日のメインです。

集まったタイトルと作品をもとに、対話が始まります。
心の奥底にあるもの、
自分では気づいていなかったもの(気づかないようにしていたもの?)、
忙しいママだからこその逃避願望、癒され願望がじわっと染み出しています(笑)。


前田さんは、インプットが重視されがちだけど、
アウトプットすることのほうが学びが多いと言われていました。
一旦立ち止まって、自分を俯瞰すること、他の人と共有すること。

自分を語ることで、頭や心が整理されリセットされることもあるかもですね。

肩の力がほどよく抜け、ちょっぴり心が上向くことで、明日からの暮らしが
また違ったものになってくる。ママートの趣旨とぴったり沿っています。

なんでもござれの前田さんですが、
何よりも子育てをしてきた先輩ママだからこその言葉も心に響きました。


こちらは 前田さん手作りのスイーツ、豆腐とチーズとかぼすのタルト、
栗の渋皮煮!和みの時間をさらに演出してもらいした。
(会話が弾み、終わってみるとまさかの1時間オーバーでした)





 次回は10月18日(火)、鹿児島市立美術館での
「親子で美術館デビューツアー」!


子育ては、ママにとっても子どもと一緒にいろんな体験をする
チャンスです。
いい音楽を聞かせたい、素晴らしい美術作品に触れてもらいたい。
親としてさまざまな願いがあると思いますが、子どもと一緒にママにも
アートを楽しんでもらいたいのです。

その第一歩として
美術の楽しみ方、子どもと一緒に鑑賞する方法、
子連れ美術館での過ごし方などを
実際に美術館に行って伝授します。

ふるってご参加くださいませ!

(申し込み先)
mom.art.pj(a)gmail.com
*(a)を@に変えてお送りください




2016年8月4日木曜日

今年も開催!ママとこどものアートじかんin Kagoshima 2016


今年もママのための連続アート講座を開催します!

アートといっても、特別な技術はなにも必要ありません。

これからアートを楽みたいという方も
安心して子連れでご参加いただける内容です。

育児から少し離れて、自分のためのクリエイティブな時間を過ごしたり、
子どもと一緒に美術館デビューをしたり。
ふるってご参加ください!








①「暮らしはアートだ!

   自分らしさを見つける〝楽しいコラージュ″」
   (終了しました)




96日(火)10:0011:30
会場:絵本caféアルモニ(鹿児島市卸本町532

参加費:2,000円(材料費、額代込/お菓子付) 
定員:8

講師:前田真理(「暮らし学舎。」主宰/家事セラピスト一級)

雑誌などを切り抜いて、誰でも簡単にできるコラージュを作ります。
作品作りを通して、これからの自分らしい暮らし方の
ヒントを見つけてみませんか。

【持ってくるもの:はさみ、のり、切り抜いてもよい雑誌や写真など】




②「親子で美術館デビューツアー」(終了しました)



1018日(火)10:0011:00

会場:鹿児島市立美術館(鹿児島市城山町4-36

参加費:500円(常設展入場料は別途)
定員:6

ゲスト:鹿児島市立美術館学芸員


あなたの子連れ美術館デビューをお助けします。
展示室での親子鑑賞やアートに親しむためのトークなど、
子育てを機に子どもと一緒にアートを楽しみましょう!




③「アートな書を楽しむ」(終了しました)



 
1030日(日)10:3012:00

会場:しょうぶ学園オムニホール(鹿児島市吉野町5066

参加費:2,300円(材料費、額代込) 
定員:8

講師 松下美紅(紅書道塾)

お手本なんてありません!
自分の個性をいかして、もっと自由な感覚で
書に親しむ講座です。
これから挑戦してみようという方も大歓迎!

【持ってくるもの:はさみ、持ち帰り用袋(中)、
    あれば使いたい紙(包装紙、和紙など)】





④「紙版画であなただけの風呂敷づくり」
  (終了しました)



12月16日(金)13:0015:00


会場:かごしま県民交流センター 絵画制作室(鹿児島市山下町14-50



参加費:2,000円 

定員:10


紙を切って重ねたり、組み合わせたりして
版をつくる紙版画。今回は布に刷って、
オリジナルの風呂敷を作ります。
紙にも刷って、飾れる作品にもチャレンジ!

持ってくるもの:鉛筆、消しゴム、はさみ】 
*当日は汚れてもよい服装でご参加ください



本活動にご賛同いただきました企業、

団体の方からご支援をいただきました。

ここに記して感謝申し上げます。




(敬称略)
主催:ママとこどものアートじかん in Kagoshima
後援:鹿児島市



【お申し込みについて】

〇対象 乳幼児がいる母親、プレママ、孫育て中の祖母など(子連れOK!)

〇申込み方法

件名に「申し込み」と明記して、①氏名②当日連絡がつく電話番号③同伴のお子様の年齢(ママだけの参加も可)④希望の講座番号⑤メールアドレスをご記入の上、メールで送付下さい(先着順)。こちらから折り返し、受付確認メールをお送りします。各回定員になり次第、締め切りとさせていただきます(キャンセル待ち可)。

【申し込み先】 E-mail:  mom.art.pj(a)gmail.com  
            
*(a)を@に変えてください
*携帯メールからお申し込みの場合は、アドレスの着信拒否設定解除をお願いします


○参加にあたって 必ずお読みください

*参加費は受付メール受信後、1週間以内に銀行口座にお振り込みください(鹿児島銀行を予定/手数料はご負担ください)。

*やむをえず不参加の場合は、開催2日前までにメールで必ずご連絡ください。それ以降はキャンセル料金が発生します。

*授乳やオムツ替えスペースも対応します。

*講座はすべて子どもと同室です。託児はありませんが、マザーサポーターが補助します。お気軽にお声かけください。

*本事業では、すべてのプログラムに保険加入はございません。念のため、ご参加されます方は傷害保険に入られることをお勧めします。


【お問い合わせ】

ママとこどものアートじかん in Kagoshima事務局

e-mail  mom.art.pj(a)gmail.com 電話099-260-1088(絵本caféアルモニ内)
*(a)を@に変えてください