2016年10月20日木曜日

「親子で美術館デビューツアー in 鹿児島市立美術館」リポート



鹿児島市立美術館で「親子で美術館デビューツアー」を実施しました。




5組のママとこどもたちが参加してくださいましたよ。
子どもはなんと5カ月の赤ちゃんから、6歳児まで6人。



まずは、地下1階会議室に集合して
自己紹介など。


「産後、美術館に行く機会がなくなりました」

「美術が好きだから、子どもと一緒に楽しみたい」など、

ママたちの思いも聞きました。





市立の美術館だから、市民の(自分の)美術館であるということ、

美術作品の見方に一つの答えはないこと、

子連れ美術館攻略法や子どもとの鑑賞の方法などを
 紹介後、授乳室の見学を経て、
 2階のくつろぎラウンジへ(勝手に命名)。


「眺めがいいですね」

 「何度も美術館来たけれど、ここに来たのは初めて!」と

言われる方も。

そう、鹿児島市立美術館のくつろぎのラウンジは、
所蔵作品展示場横のこちらなのです!

展示室外なので、もちろん無料。
 (しかもロダンやジャコモ・マンズーの作品を眺めながら♡)



埋もれそうなふかふかの革張りソファに座りながら、
ゲストの林学芸員から、鹿児島市立美術館の
成り立ちやコレクションについてお話を伺いました。



所蔵作品展は、なんと年間6回も展示替えされるそう。








まずは展示室外に展示している(つまりただで見られる!)

フランク・ステラの作品を近づいたり、横から回り込んだり、

引いたりしながら見ていきます。

子どもも大人もおしゃべりしながら。



次にいよいよ展示室へ。
その前に美術館でのお約束も忘れずに。


美術館にはおっかなびっくりする作品もあります。

マックス・エルンストの「博物誌」を、

「こわい!」

「僕はこわくない!」と言いながら、

林学芸員のクイズに必死に答える子どもたち。

一見こわい作品も、ママと一緒なら
なんとか大丈夫。



子どもの成長過程を知り、

何に興味を持っているのか知っている親は

一番の鑑賞パートナーになりえると思います。




そして何より、
子育て中心で自分の事が後回しになりがちな

ママ自身が、鑑賞によって、自分の感情を揺らし、開いていく

絶好の機会となるはずです。






平日の午前中は狙い通り観覧者も少なく、

 「ここは確かに穴場かも!」とママからの感想も。

 なかなかハードルが高い、子連れ美術館鑑賞ですが

それをちょっとでも越えるための、きっかけとなれば幸いです。



次回は10月30日の「書」!
筆を心の赴くままに走らせる心地よさを
ぜひ体験してください!

額に入れれば、立派な作品になりますよ。

ご参加お待ちしております!


美術館の横には持明院さまも♡


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